W ロボット演劇は、こう、単純に人間不在とかじゃなくて、あくまでロボットを人間ぽく見せる作業なんじゃないかっていう、あくまで俳優のアンチテーゼとしては機能してないんじゃないかっていう話になったんです。
S まあ、ただ、もちろん、人間がいるのが普通だっていうのがあるから、相互的に作用するものとして有効ではあるけどもって。
I うん。
T いや、だから、本当に、その、いわゆるアンドロイドと呼ばれるものが、完全にできたとして、人間と寸分違わず動けると、それが、舞台上に出てきたときに、さて何が起こるのかと。想像の範囲ですが、興味があるような、怖いような・・・。
一同 うーん。
S やっぱちょっと見てみたいよね。どのくらいいけるのか。
T ま、いろいろ考えられるわけですよ。アンドロイドだと銘打ってアンドロイドがやる、アンドロイドと銘打って人間がやる、
S ああ(笑)
T 人間だと銘打ってアンドロイドがやる。
M うん。
T (笑)ま、いくつか、こう、パターンがあるよね。それぞれに観客の反応って違うだろうし。
S ただ、結局、そこで問題になるのが自律性でさ。要するに人工知能がどこまでできるようになるのかって、もう一つ問題があるじゃない。
M うーん。
T そうね。
S あの、要するに今は全部プログラムしてる、状態なわけですよね?だからそれに、人間が合わせているから、
W うん。
S 人間に見えるって状態なわけで、これが、割と自律的に動けるようになったときにどうなるかな?と、私は思いますけどね。
T それはもう、演劇に限らずだよね?
M I, Robotの話になっちゃう。A.I.の世界。そこはどうなっていくんだろうという興味と、裏腹な恐怖と、
S そう、恐怖と、
M それは常にロボットものSFの中心点だから、
S そうそう。
M そこはまあ、逆に面白いわけだけど、
T 踏み込んじゃいけない領域のような感覚。
M うん。
S で、更に言うと、今はロボットの話だけど、iPS細胞とかが、出てきてますから、人工生命体の話なんかが出てくるわけですよね。恐らく。遅かれ早かれ。それもやっぱり、興味津々、いやでもやっぱりどうだろうっていう・・・。
T そうだよね。ちょっと、便利なような、おぞましいような・・・。
M うん。
T ま、それで、本当に人間不在という話でTHE END、今度山口に来るハイナー・ゲッベルスが出てきましたね。
I 僕はそこにKraftwerkを入れてほしい!
一同 おおっ!
I えっと、Kraftwerkってドイツのテクノポップの始祖と言われてる人たちなんですね。
M こないだ、日本にも来た。
I そうそう。こないだね、9日間連続で、3Dの映像使うライブをやってたんですよ。
W ふーん。
I で、こう、海外では、イギリスのテート・モダンとか、いわゆる美術館。ニューヨークだとMoMAとか。ミュージアムツアーとも呼ばれていて、
S ええっ!
I いわゆる、ロックバンドがライブやるような空間じゃないところでやってたのね。
一同 ふーん。
I 東京では違ったんんだけど(笑)。
T いわゆるライブハウスだった。
I そう。それが、あの、全編3Dの映像を使って、来場者も3Dのメガネつけてっていうパフォーマンスだったんですよ。
W そうそう。
I で、Kraftwerkは元々、あの、ステージにロボットを乗せるっていうのをやってるんですよ。で、僕それ非常に奇妙に思っていて、あの、ロックバンドってやっぱり生の演奏をする、生身の人間がそこにいて演奏することに価値を見出すっていう、基準でやってるのに、Kraftwerkは一番盛り上がるアンコールでロボットが出てくる。
一同 (笑)
S えええっ!盛り上がるところで?
W それは、でも、別の意味で盛り上がるよね。
I・W ロボットキターーーーー!って!(笑)
I で、生身の人間が演奏しないことで、一番盛り上がるんだこの人たちはって。最初見たとき。
T ま、もうそれはそういうものとして、観客は分かってるんですよね。いつもの、お決まりの、ロボットシーンキターーーって。
I そう、ロボットキターーー!
W お約束的な感じ?
I そう、お約束。で、メンバーが変わる度にちょっとずつロボットが変わるんだよね。
一同 (爆笑)
T 逆かもしれない。ロボットが変わると人が変わるのかも(笑)
M ロボット壊れちゃった。じゃあ、メンバー変えようか?みたいな(笑)。でも、途中までは本人たちも出てる?最後だけロボット?
I そう、最後だけロボットが出てきて、その名の通りロボットって曲があって、その演奏してる間、いや、誰も演奏してないんだけど(笑)
一同 (笑)
I ステージ上ではロボットが、こんな感じで動きながら、ぐるぐる回ってるみたいな(笑)そういうパフォーマンス。
W でも、竹村延和とか、そういうミュージシャンがいるんだけど、ラップトップだけで、もう、再生ボタン押すだけで、出ていくってこともやってますよね?
I そうそうそうそう。そーゆーのだと、ダムタイプの池田亮司も、ステージに姿を現さないで、演奏やってるかは分からないんだけど、ラップトップの操作をやって、で、ステージには、映像、えっと、高谷史郎かな?
W うん。
I 彼の作った映像が流れていて、もう本当に、あの、演奏が終わった後に、カーテンコール的に舞台上に出てきて、しかもスポット当たらないっていう(笑)誰か分からない(笑)
W なんか、THE ENDは、最初渋谷さんがブースみたいなのに入ってて、途中でいなくなるっていう。
S ふーん。
W いつの間にかいなくなって、ミクだけになって、最後カーテンコールで出てくる。やっぱどうしても、最初こう、人間と、ま、そんな渋谷さん前に出てくるわけじゃないけど、チラッと見えてるだけだけど、一応人間と、その、ミクっていう関係性で作りたかったみたい。その、普通のミクライブも、やっぱり巨大なスクリーンにうつるミクと、周りで演奏してる人たちの対比が面白い。
I・S うん。
W だから、その感じは残したかったみたい。渋谷さんは、なんか、ヨーロッパの人間中心主義の権化みたいなのがオペラだから、その人間中心主義を否定するために、
S ミクだと。
W そう、ミク。
I それを言ったのがKraftwerkなんですよ。実は。元々。
S すごい!
M なんか、イギリスでも、10年位前ですかね?Gorillazっていう
I ああGorillaz。
W ああ。
M ま、あれは二次元ですよね。Blurって昔いたじゃない?
S うんうん。
M そのデーモン・アルバーンがやったGorillazっていうバンドがあって、あれは完全にバーチャルなバンドなんです。
W アニメのキャラクターとかなんだよ。
M そう、本人たちは出てこなくて、アニメで出てきて、ライブもアニメでやるの。
S えええっ!
I あ、でも、
W うん、でも、スクリーンの裏にちゃんといるんだけど、
M いるんだけど、見せない。
W そうそう。
M 本人たちの映像とか。歌は本人の声とか、バンドがやってるんだけど、姿は見せないで、アニメのキャラクターで、あの、ライブで、こう、ラッセル・ボブスがドーンみたいな。すごい盛り上がる。
S なんか、最初の頃のバーチャルアイドルみたい。
M あ、そう?
S 最初の頃は、人がやってるんだけど、キャラクターを当てはめるっていうのが、バーチャルアイドルだったんだよね。
W ああ、まあ。
M 時代的にパラレルかは分からないけど。
S 最近何を見ましたか?
I 最近・・・マギー・マランですね。
W・S・T マギー・マランですね!
S 四人とも同じ日に見てますからね。
I え!そうなの!?
S 声かけようと思ったらいなくなっちゃったから・・・。
M 私は逃してしまいました。
S 二日しかなかったからね。
M うん。
T ほぼ真っ暗な舞台に、ときどきこう、懐中電灯とか、ちょっとした明かりで、
M あ、映像はちょっと見た。
T あ、そう?僕はすごく面白かったですけどね、こう、断片を積み重ねていって、しかもそれが単純に反復するだけじゃなく、それこそリズム化したりもする。どうもみんなが、必死に、何かにせっつかれているような、何かこう非常な切迫感と、こう、みんなでベンチを作ったりとか、何かパーティーの用意をしたりとか。
M うん。
T 彫刻を運んで行って、転んで、壊したりとか。そういったものが、どんどん積み重ねられていって、で、その、緊張感が面白く、僕は見られましたね。で、いろんなねえ、映画のモチーフが使われてたらしくて、そういうのを知ってると、知らないで、また違うんだろうなと。
I うん。
M 確かフェリーニが?
I そう、フェリーニとか。
T 多分知ってる人が見ると、また、
I うん、いっぱいあった。
S 「いっぱい」なんですね。
I フェリーニもあったし、あとはビスコンティも、ただどの作品かはっきりしない。
M とりあえずイタリア系。
S (ラスト近くで出てきた)ヘリで(キリスト像を)持ってくるのが?
W・I あれ
I ローマだって言ってたんだけど、ローマじゃないと思うんだよ。
W あれ、甘い生活?
I そう!甘い生活だと思う。甘い生活の頭。
M ああ、あのシュールなやつですね。
W マストロヤンニが、多分、確か、ヘリで運んでたシーンあった気がする。
I うん。
W 冒頭と、最後で。
S もう、うちら大爆笑してたシーンですね。
T ああ、メカは楽しいよね。
一同 (笑)
S でしょう?
T 全体が70分くらいで、最後の10分くらいが、全然テイストが変わって、パッと明るくなる。みんなで、でっかいテーブルを作って、そこにテーブルクロスをしいて、それに類することは今までやってたんだけど、食器を並べて、蝋燭をつけてって。ところが、それが、皿が壊れたり、パイ投げを始めたり、もう、カオスになっていく。そのカオスが最後にピタッと静かになって、ヘリが飛んでくる(笑)
W 最後の晩餐的なものにも見えたり。
M 話を聞いてる感じだと、そうでしょうね。
T あ、なるほど。
I むしろ最後の晩餐にするんだと思ってた。
W 俺も思ってた!
M それも壊していく?
I・W 壊していく。
T ペンキを、こう、ビャーッと。
M ああ。
I だから、キャストこれ12人いないよなって。
一同 (笑)
I 足りない!って。
T 確か7人?
I くらいだった。
W でも、キリスト教的なモチーフは、連綿と
I・T・S そうそう。
W あったから、これは最後の晩餐になるのかなって。上手くできてるなって。
T 僕はこう、最後のハチャメチャに仕方がちょっとこう、今までのテイストと随分違って、ちょっと違和感があった。
W ああ、それはまあ、完全にテイストが違うから。
T そこはあえてやってるんだろうけど、機能してるのか、少し疑問が。
W それまで、なんかしら、不穏なシーンを見せていて、けっこう、上手く回収してるようには
I・S うん。
W 見えましたよね。
I うまく決着つけた感じがした。
S ちゃんと終わらせたなって。
W 俺、最初、デビッド・リンチ的に、こう、回収されない、伏線だけで終わるのかなって思ってた。
一同 (笑)
I その可能性もあったよね。
W デビッド・リンチすごい。エヴァンゲリオンとかも。
S エヴァも(笑)
W 全編回収されないで終わる(笑)
S みんな頑張っていろんな解釈するけど、
W 謎が、謎のまま終わるみたいな。
S 特に答えもなく「騙された!」ってなる。
M 嫌いじゃないけど。
W 無駄に謎めいてる。ようで、意外と、いろんな散らばった記号を、一応、
I 最終的に全部くっつくみたいな。
W きれいにまとめてくる。
I そうそう。
W という、構成。
T 最初にこう、一人出てきた人が、糸を手繰っていくような身振りをして、客席から一人ずつ出てきて、それを、みんなで長~い糸を手繰っていくような身振りをする。で、最初パントマイムかと思ったんだけど、本当に、糸があって。例えばそれなんか、最初はふんふんと見てたんだけど、何回か繰り返して、ま、歴史の糸、記憶の糸を辿っていくみたいな、
W あー、舞台のサイドに、あの、オープンリールレコーダーがあって、ま、それがずっと再生されたり、逆まわしになったり、とかっていう。そのテープ。
M 音楽も?
W ずっと流れてる。音楽的なものだったり、ノイズだったり、環境音だったり。
M ああ。
W なんか、その、再生されてるテープレコーダーから、その、全部が再生されてるような、ふうにも見える。
M なるほど、そこで起こってることが全て、
W そうそうそう、そのリールのフィルムみたいなものが断片的に再生されてるようなイメージに、見えるようにも作られてる。
I うん。
M なるほど。じゃあ、その、映画を引用してることからも、けっこう映像的な感覚が強い?
I・W ああ。
I そうかも知れない。
T アフタートークでも言ってましたね。
W 最後のドンチャン騒ぎのとき、テープ止まってた?
I 止まってたと思うんだよね。
W 終わった後で気になっちゃって。
T ま、だからその、中断とか、断片ってものを、どう、舞台表現にするのかっていうのと、ま、映画的な、それこそ、編集の手法、
W モンタージュ。
T それをこう、上手く使っているんだけども、ただ、やっぱり舞台芸術って中断しきれないものがあるわけで、それこそ、パフォーマーは疲れていくし、汗もかくし、こうバッとやったペンキは残るし。その、連続性と、映像的編集っていうのと、どう整合させてるんだろうって・・・。
S あの、かかってた音声って、意味のないものなんですか?フランス語分かると、何かしら意味が取れる?
I あの、テープのやつ?あれ、多分ね、ラジオの放送とかだと思う。多分だけど。けっこう、レジスタンスみたいなシーンとかあったじゃない?
T・S・W うん。
I 多分あの時代のとかを流してたんだと思う。けっこう重なったりするから分からないけど。
W あえて分からなくしてるんでしょうけど。
I そうそう。
S 私、逆回転とかさせてるのかなって思ってた。
I 巻き戻しみたいなのはあった。
W あれ、その場で再生してると思います?(別に)PCで再生してると思います?
I 僕はね、あのオープンンデッキに録音されてるものが流れてるんだと思ってた。
W 多分、ある程度、音はPCから出してて、ある程度その場でライブ、なんじゃないかな。
S きっかけが多すぎますからね。
I そうね。
S 帰りにどうやってるんだろうって。
W あそこから直接出すのはリスキーかなって。でも、やってたらすごい(笑)
S やっていかねない(笑)なんか、もんのすごくきっかけが多くて、でも、ごちゃっとしてるようで、多分全部計算されてて。
M うん。けっこう、展開というか、転換が多かったの?
W 転換は
S 常に転換みたいな。
W 1シーン5秒くらいしかない。
I もう、すぐ暗くなる。
一同 (笑)
M なるほど。
W それで飽きさせないんだからすごい。
M そういう意味でも、モンタージュ的というか、割と切り貼り的な感じがする。
T そう言えばフランス映画祭が
I ああ、始まるね。あれは、割とちゃんとした映画祭で。映画祭って、単に映画上映するだけじゃなくて、マーケットがあるんですよ。カンヌとかも
W まあそうですね。
I あれは、優れた作品に賞をあげるためのものではなくてですね、マーケットなんですよ(笑)
S え、そうなの?
I 見本市。
S ああ。
W そう、見本市。あれを買ってくれる人を、配給業者とかを集めるやつなの。
I で、フランス映画祭はちゃんとそういうマーケットがある。毎年一応ちゃんと未公開の作品を上映して、日本の配給の人にいくらで買いますか?と。
W あれって、最近公開決定してるものばっかですよね。
M 先買いが増えてきて、どんどん早く早くってなってきてますからね。
I そうそう。今年も、決まってないの三本くらい。
M 昔はね、向こうで公開してから日本で公開されるのは半年遅れとかよくあったけど、今は同時公開みたいなの増えてるから。
W でも、イタリア映画祭は、けっこう未公開が多い。
一同 へええ。
W あとは、東京国際映画祭、も、あれはもう完全に、大体一年遅れぐらいに、話題になったやつが買われる。
I けっこう、だからカンヌとかで賞取っちゃうと、値段が跳ね上がる。
W そうそう。今年のやつも誰も買ってなかったんですよね?あの、チュニジアの監督のやつ。
T チュニジア。
S ふーん。
W けっこう、今年カンヌで大賞取ったのが、けっこう日仏が、前々から地味に押してた監督で、えーっと、
I 初監督作品とかだっけ?
W いや、長編は何回かやってますね。クスクス粒の、なんだっけ。
S クスクスは食べ物の名前だよ!
T ああ、うん。おぼろげに分かる。
M え、ほんとにそのクスクスなの?
W 何だっけ。クスクス
T あれでしょ、ロコモコとは違うんでしょ?
S クスクスはパスタの一種だよ!
M ロコモコとは違うでしょう(笑)
W ちょっと、言いにくいクスクス粒って、えー、クスクス粒の・・・秘密だ!
T クスクス粒の秘密、よけいに言いにくい(笑)
W アブデラティフ・ケシシュ!
I ケシシュ。
W ただ、これ、まだ日本の配給会社買ってないはず。
S ふーん。
M まあ、厳しいでしょう。
W クスクス粒の秘密、身をかわして。確か身をかわしてって、演劇の話だった気がするな。見てないけど。あ、ポルトガル映画祭もやるよ。
S なんで映画祭はそんなにしょっちゅう?
W まあ、映画祭というか、特集。オリベイラとかまたやる。
T 今回は美術の話が出ませんでしたね。
I あ、じゃあ、アンドレアス・グルスキー展が。あの、国立新美で。
S・W ああ・・・。
T あ、ライプツィヒの出身なんだ?
W 三億を超える写真家。あ、俺も行きたいと思ってたんだ。
I これ、気になってる。あとはフランシス・アリス展のジブラルタル海峡編。
W メキシコ編は見に行った。
S 例の、竜巻とか、氷とかどうでした?
I 面白かったよ。馬鹿馬鹿しくて。
S いーなー!
T そういうの好きなんだよなあ。
S なんとかLOVE展とジブラルタル海峡編には行きたい・・・。
W LOVE展に入ってるソフィー・カル、一番面白かった。基本的にね、いろんなもの集めたから、雑多なんですよLOVE展。その中でソフィー・カルが一番。恋人から送られてきた別れる手紙をいろんな人に渡して作品にしてもらう。
I ああ、あれか!!
W ダンスにした人とか、詩にした人とか。
S これからなんか見に行くものある?
M YCAMのゲッベルスくらいかな。
S 私時期的に難しいので見てきてほしい!
I あー、YCAM・・・行く・・・よね。
S ??
I いや、せっかくだからせとうちと一緒に・・・。
T 次回13・14日あたりは?
S みんなYCAM行くでしょう?
W みんなで行けば良いんじゃない?
I YCAMでやれば良いんじゃないかな(笑)!山口で!
一同 (笑)
S すごい良い案!で、そういうときに限って私が産気づくみたいな!
W 山口で出産(笑)これ、インスタレーションみたいなやつなの?
S わかんない。
I コンサートがあって、インスタレーションもある、みたいな。
W で、完全に機械仕掛けと。
I 機械仕掛け。たしか。
W なんか、危険なピタゴラスイッチみたいなの作る人いるじゃない?
一同 危険なピタゴラスイッチ(爆笑)
W あれ、えーと。ほら、危険な、ピタゴラスイッチ。
I 何それ?ちょっと、はまった(笑)
S・T (爆笑)
W 何だっけアーティストの名前が、えーっと。
S だって、危険ってことは、何かが起こりそうなピタゴラスイッチなんでしょう?
W 絶対ネットにあるって。ピタゴラ
T ピタゴラスイッチで出てくるの?
S 私も、探すから。危険なピタゴラスイッチ。
W 過激なピタゴラスイッチ?
一同 過激(爆笑)
W いるんだよ、そういう人。
T とりあえず日本人?
W いや。
T 自分でピタゴラスイッチって言ってるわけじゃない?
W いや俺の主観的な
I 全然わかんない。
一同 (爆笑)
W あ、分かった!ダヴィッド・ヴァイスだ!
I 分かりました(笑)
W 事の次第っていう、こういう機械が
S 火ですよ!火!
W うん、火とか、危なさそうなものが、
S 危なそうなもの(笑)
W こういうのとは違うの?
I 多分違うと思うよ。事の次第面白いよ、こうワンカットで
W ワンカットで
I バタンバタン、ボワッみたいな。
S えええっ!
W 危険なピタゴラスイッチだから。
I 言いたいことは分かった(笑)確かに、バターンって。
W 人とか出て来ない。
I 出て来ない。
S あ、そういう?
I・W そう。
W アナログな。
I 面白いよ。
S 我々そういう一発芸に弱いんだよね。
I (笑)
S でも、YCAMのはきっと、そういう面白系のじゃないよね?
I 面白系じゃないと思うよ。
T 多分違う。
W YCAMも一度行ってみたいんだけど、まだ行ったことない。
I あそこはやっぱり、ダムタイプの人たちが関わってたのもあるけど、非常に音響設備が良い。観客席とかもすごい。